クーポンの過剰受注に生産が間に合わない

クーポンの過剰受注を受けて、商品の発送や、サービス提供が滞る可能性が指摘されています。どのような事が原因となりうるのでしょうか。各サイトのトラブル発生後の対応の仕方はどうだったのでしょうか。

クーポンの過剰受注に生産が間に合わない

このような場合、膨大な申し込みを短期間に集め、しかもその支払は先払いのケースがほとんどです。とくに経営が苦しい飲食店などではその場しのぎの資金繰りに有効との話もあります。しかし、さばききれない程の大量の注文を受けて商品の発送やサービス提供が滞る可能性が指摘され深刻な状況になってゆく可能性があります。

過剰な受注についてのトラブルの例

「独立行政法人国民生活センター」では、共同購入型クーポンサイト利用者によるクレームが、たくさん寄せられています。
共同購入型クーポンのトラブルを防ぐ対策が現実に追いついていない面もあるようです。皆さんが共同購入型クーポンを利用する際の参考までに、発生したトラブルや問題を取り上げます。

ある共同購入型クーポンサイト半額で販売されたおせち料理が、当初予定100セットの5倍という数の注文を受け付けて、それをそのまま引き受けてしまった、という問題です。結局、超過の分が間に合わなかったため大みそかになっても未配達となりました。さらに、広告写真より量が少ない、料理の質が悪い、などの苦情が相次ぎました。

クーポンサイト運営者はこの事態に対しておわび文を掲載し、注文者へ返金という対応をしました。おせち料理提供元の会社は、注文が多すぎて間に合わなかった旨を説明し、代表取締役社長が辞任農林水産省が立ち入り調査をし、消費者庁も会社や社長から事情聴取を行うという結果になりました。

また、共同購入型クーポンサイトに掲載されたクーポンで、販売数がクーポン枠の席数を大幅に超過する売上げを上げたため、店側がクーポン利用の予約者に、使用期限である6月まで予約がいっぱいと偽り、利用できないという問題がありました。そのため、すべての購入者に返金対応という結果になりました。

それで、同センターでは、トラブルを防ぐため、消費者にクーポン購入の際には慎重な確認などを怠らないよう呼びかけています。

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